2021年05月11日

クラッチ交換

 だんだんと日中の気温が高くなってきました。夏か近づいていますね。

くるまサポートの菅野です。

今日は平成16年式のヴィッツRS、マニュアル車のクラッチ交換をご紹介します。

今回は、予防整備を含めて、クラッチカバーとクラッチディスク、レリーズベアリングの3点を交換をしました。

先ず、作業の邪魔になるパーツを取り外し、ミッションケースとエンジンを分割します。そうすると、クラッチケースが見えてきます。クラッチケースは中央の羽のような部分をレリーズベアリングでエンジン側へ押して、連動するプレートをクラッチディスクへ押し当てたり離したりして動力の伝達と解除をします。

こちらの部品は特に異常はみられませんでしたが、予防整備として新品に交換しちゃいます。

(新品の写真を撮り忘れてしまいました・・・)

クラッチディスクは、カバーのプレートに押されてフライホイールとくっつき、

エンジンの回転をミッションへ伝えています。

クラッチディスクは、クラッチカバーのプレートやフライホイールと回転しながら接触するので、どんどん削れて行きます。

写真左は取りはずした古いもの、右が新品。摩耗具合が比較しやすいですね。

摩耗がリベットへ到達すると、フライホイールに傷が入ってしまう為、修理費用が高くなりますので、マニュアル車にお乗りの方は、クラッチの踏みしろが最初のころと大きく変わったと気づいたり、滑りを感じ始めたら早めの修理をお勧めします。

レリーズベアリングは、クラッチカバーの羽のような部分(ダイヤフラムスプリング)を押してプレートとディスクをつなぐ大切な部品の一つです。その名の通りベアリングですので、傷んでくると動きが悪くなったり、異音の発生の原因となります。

あとは、元に戻して試運転して作業完了です。

クラッチ交換というと、こうした予防整備を含めた3点セットの作業のオススメとなります。ここにプラスして「リアクランクオイルシール」というフライホイールを取り外すと見えるオイル漏れを防ぐパッキンみたいなものの交換もおススメです。悪いところだけの交換ももちろんありますが、一回いっかいに同じ工賃がかかってくるので、セットで作業をした方がお得です。

今回は希少なマニュアル車のクラッチ交換をご紹介しました。

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2021年05月11日 | Posted in ブログ | | Comments Closed 

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